自分でネイルを行うセルフネイルのスキルアップに必要な知識・手順・使用する道具について分かりやすく解説しています。

リペア 爪の修理や補強をしよう!

公開日:
最終更新日:

リペアとは?

爪の修理の事をネイル用語として一般的にはRepair(リペア)と呼んでいます。

ナチュラルネイル(自爪)のリペアの方法には接着材だけで爪を修復する「グル―オン」、接着剤と補強材・硬化促進剤を使用してより強度を高める「ネイルラップ」、ジェルネイルやアクリリックをつけた爪が伸びたときに自爪の根元部分にジェルやアクリリックで埋めていく「フィルイン(つけ爪のお直し)」、ナチュラルネイルの上にアクリリックまたはジェルを乗せて爪を強化する「フローター」の4種類のリペア方法があります。

リペアの種類

  • グル―オン・・・接着剤だけで修理。
  • ネイルラップ・・・接着剤と補強材・硬化促進剤で修理。
      • グル―&フィラー(シルク)・・・接着剤、パウダー、シルクラップで修理。
      • レジン(グラスファイバー)・・・粘度の高い接着剤、硬化促進剤、化学繊維で修理。

     

     

  • フィルイン・・・ジェルまたはアクリリック。
  • フローター・・・ジェルまたはアクリリック。
サロンで施術した場合の参考値
リペアの種類 耐用期間 施術時間 難易度 費用
グルーオン 1日~2日 10分 簡単 指1本あたり
300円
グル―&フィラー
(シルク)
1~2週間
個人差あり
30分 高等技術 指1本あたり
800円~1000円
レジン
(グラスファイバー)
1~2週間
個人差あり
30分 高等技術 指1本あたり
800円~1000円
フィルインスカルプジェル 2~3週間
個人差あり
1時間半~2時間 高等技術 指10本あたり
3000円~5000円
フロータースカルプジェル 2~3週間
個人差あり
2時間 高等技術 指10本あたり
3500円~10000円

耐用期間は一人ひとり生活の環境により異なります。施術時間はサロンのネイリストにより時間が変わります。

フローターは爪に凹凸のある方や、爪の弱い方におススメです。爪の状態により爪に合うアドバイスを受けて下さい。

ナチュラルネイルのリペアを自分でする危険性

★レジンなどの写真添付

ネイルラップで使用されているグル―、レジン、アクティベーターはレジンの塗布のしすぎによりアクティベーターを吹きかけた際に硬化が始まり高度な熱を発します。

爪の状態にもよりますがネイルプレートが薄くなっているとより熱が伝わりとても熱いです。液体が皮膚に付着するとやけどや水ぶくれなどを起こす危険があるのでとても注意が必要となります。

また、サイドウォール付近に小さな傷があればそこから液体が浸透しかぶれやアレルギーを引き起こすこともあるので十分な注意が必要です。

オフを繰り返すことで起こる怖い爪の病気!!

ネイルアートが主流となっている近代ではかわいらしく華やかなお洒落でポップなネイルアートの反面新しいアートをしたいとオフを繰り返すことで爪が弱くなり爪周囲炎・爪真菌症・爪甲剥離症といった爪の病気になる人も増えています。

★グリーンネイル写真添付

おもな症状の一つがグリーンネイルです。

グリーンネイルって?

グリーンネイルは爪の病気の一つで緑濃菌感染症と言いジェルネイルやスカルプチュアネイルを長期間つけることにより浮いたジェルと爪の隙間に菌が入りカビが繁殖して爪が緑色になってしまうことです。

自爪と人工爪の間が緑色になっていたらそれは間違いなくなんらかの影響で浮いた爪の間に菌が入り込みグリーンネイルになってしまったといえます。

グリーンネイルによる爪のダメージ回復方法は?

グリーンネイルになった場合はまずネイルをある程度の期間中止します。これは爪の状態により期間がかわります。

ただ全ての爪がグリーンネイルになるのではなく10本の指に対し1本だったり2本だったりなので、他の爪は綺麗なジェルネイルやスカルプチュアネイルなのに人に見られるのを恥ずかしかったり格好悪いのは嫌っ!!!とそのままグリーンネイルの指にマニキュアやジェルを塗って
隠してしまう人もいますが、そうしますと軽度ですんでいた爪が重度となりとても危険な状態となります!!!

軽度な場合はサロンのかたの適切な判断により可能なネイルアートがほどこされることもありますが、やはり注意が必要とされます。

★軽度な爪の写真と重度な爪の写真を添付。

そうなる前にもし爪1本でもグリーンネイルになってしまったのならすべてのネイルアートをオフして健康な爪に回復するのを待ちましょう。

緑濃菌は基本的には手を清潔にして爪を乾燥させてあげることが一番です。

軽度ですと細菌の生えた部分をファイルで取り除く事ができ症状が軽いと1カ月するとよくなります。この間は普通に生活をされて大丈夫です。ご心配な方は皮膚科を受診しましょう。

中には沢山のネイルアートをして爪のカビに気が付かないこともありますので、ジェルやスカルプなどをした時はよく爪の状態を確認しておくのも大切です。

緑濃菌は湿った場所が好きですので、爪とジェルの間に隙間があるとそこに水が入りカビが繁殖してしまいます。免疫力が低下している場合も同様です!

では、どうしてグリーンネイルになるの?

通常手を清潔に保っていると爪にカビが生えるということはありません。では何故?気が付くと爪が緑色になっているのでしょうか?グリーンネイルになる原因をあげていきましょう。

ジェルネイルやスカルプチュアネイルを長期間オフしないで浮いた状態のまま放置している事でその隙間に水分が入り込み菌が繁殖します。

どうして菌は繁殖するのかというと、雨が降って湿気の多いい日など目に見えない菌がうようよ浮いています。

そのような環境の中水仕事や家事全般を行った後に不清潔にしてしまうと浮いている爪の隙間に水分や汚れが入り、ほんの少しの爪の体温により菌は繁殖してしまいます。

また人工爪を繰り返すことにより爪が薄くぺらぺらでふにゃふにゃになり、柔らかくて薄く強度のない爪にはジェルやスカルプが対応できず
浮きやすくなります。

そう!!浮いたところから菌が入り込みやすくなるのです!

そして免疫力のない弱った爪を狙われてしまいます。。。

またカラーやストーンアートで自爪の状態がわからずに、グリーンネイルになっているのに気が付かず発見するのが遅くなり、オフしたときにはびっくりするくらいの緑色になっていたということも!!!

お洒落で可愛い爪をキープするにはネイリストによる定期的なケアやお直しをしてもらうことが必要です。

ジェルやスカルプが浮いてきたなと感じたらオフをするよりもこまめなリペアを心がけましょう。

よくジェルにより爪の状態が悪くなると言われますがジェルを塗ることよりもオフの時に使用するアセトンや表面のファイルにより
爪に大きなダメージを与えています。

サロンではオフを繰り返すよりもなるべく負担の少ないリペアをおススメしています。

同じネイルアートで飽きてしまったらリペアのときに少しちがうデザインに変えてまた素敵な雰囲気を楽しむのもいいですね。

サロンで正しい処置を受け健康的な爪でいられることで女性らしいネイルを維持することが出来ます。清潔な爪の状態を保つことがとても大切です。

ただサロンにより、自分にあわないときもあるのであなたに合ったサロンを選ぶことも大切です。

行くのが面倒だし・・・
お金もかかるし・・・

そう思われるかもしれませんが毎日爪が可愛くてステキだと1日がとってもハッピーになれますよね♪

でもあなたの大切な爪1本でもグリーンネイルや痛んでいると爪がとても可哀想です。

毎日かわいい爪を見られる幸せを維持するためにも爪へのご褒美だと思ってプロのネイリストによるケアやマッサージを受けて爪を大切にしていきたいですね。

あなたの心がけひとつで楽しい毎日が待っています。爪の症状がひどい場合は皮膚科での治療をおすすめします。

関連記事

よく読まれている記事