プレパレーション（爪の下準備）

ジェルネイルやイクステンションを行う前にする爪の下準備となります。
ファイリング→キューティクルケア（甘皮処理）→サンディング→油分除去です。
ジェルとアクリルを自爪に定着させるためには爪の表面のサンディングが必要です。
これを怠るとキレイなままの爪の状態が保てず持ちも悪くなり
ジェルやアクリルの浮く原因の一つとなりますので長持ちさせるためにも
しっかりと行いましょう。

エメリーボード

自爪の形や長さを整えるのに使用します。

ファイル

150～180G人工爪の長さや形を整え、オフ前の表面の削りにも使用します。ウォッシャブルは洗浄することも可能です。

※エメリーボードと比べ、ファイルが硬く厚みがあるのが特徴です。
通常、自爪には負担がかかり二枚爪の原因となるので使用しませんが、イクステンションをする際の下準備で、爪表面の接着をよくする為に使用する場合があります。
このとき薄爪の方もいますので慎重にファイルします。

スポンジバッファー

自爪や人工爪の表面を整えるのに使用します。

キューティクルニッパー

ルースキューティクルやささくれをカットします。

メタルプッシャー

メタルプッシャーは甘皮を押し上げるためのものです。セラミックプッシャーはルースキューティクルの処理をしながら表面も削ることが出来るので便利です。

ダストブラシ

ファイルで出たダストを払うブラシ。

エタノール消毒液

爪表面の油分や汚れを取り除きます。

プレプライマ―

（必要に応じて使用）爪表面の水分や油分を取り除き、持ちを良くします。

シート

サンディングの際に出たダストや汚れをキャッチしてくれるのに役立ちます。

プレパレーションのやり方

１．手指を消毒します。

コットンに消毒液をプッシュして手指の消毒を行います。
手の甲と裏、指の間まで綺麗に拭き取ります。

反対の手も同様に行います。

２．ファイル（エメリーボード）で形を整えます。

ファイルを横から見たときに45度になるようにあて爪の形を整えます。
イクステンションの場合はイエローラインに沿って爪を短く（1mm位）整えます。

※爪が長い場合はネイルニッパーでカットしますが、爪は三層に分かれているため爪きりの圧（衝撃）により、二枚爪の原因の一つとなるので極力使用しません。

※ファイルの往復がけはさけましょう。
ファイルは右から削るときは、右から左へファイルを動かします。
左から削るときは、左から右へファイルを動かします。

３．キューティクルを押し上げます。

メタルプッシャーを使用して、ルースキューティクルとキューティクルを、力を入れ過ぎないように押し上げます。

４．キューティクルのコーナー部分を取り除きます。

メタルプッシャーの先の細い方を使用してキューティクルを取り除きましょう。　
このときジェルやアクリルの浮く原因となるので、ニッパーで角のルースキューティクルをキレイに取り除きます。

※ささくれは必ずニッパーを使用してカットします。
皮膚に傷がつき出血の原因となるので、無理にひっぱって取ることは避けましょう。

５．爪の表面をサンディングします。

ジェルの定着を良くするため、スポンジバッファーを使用して、爪の表面をサンディングします。
爪の状態にもよりますがイクステンションの場合は180Gのファイルを使用して表面をサンディングします。

※このとき皮膚に傷が付かないように両サイドをスキンダウンします。

６．ダストをオフします。

サンディングした後に出る、ダストをしっかりオフしましょう。
ネイルウォールに入り込みやすいのでキレイに取り除きます。

７．爪表面の汚れを除去します。

消毒液を使用し、ワイプまたはコットンやガーゼに含ませた後、爪全体についている削りかすや油分をしっかり拭き取り除去します。

８．プレプライマーを塗布します。

プレプライマ―を塗布して油分・水分を取りのぞいたら終了です。