スカルプチュアネイルとはアクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜることでできる人工爪のことをいいます。
長さの調節や丸みをつけられ、強度もあるので爪の短い方や爪の折れやすい方におススメです。
自爪にフォームをつけて一本一本形成していくので自爪にしっかり固定されます。
また自爪が短くフォームを装着できなかったり、爪の長さが出したい方には、チップ(ハーフチップ)を爪の先に貼り付けてアクリルで爪をオーバーレイ(覆い)して形成する。
チップ&オーバーレイがおススメです。
使用するアイテム
★使用するアイテム画像
- 150~180Gファイル
- 人工爪の長さや形を整えオフ前の表面の削りに使用します。
ウォッシャブルファイルの場合は洗浄することが可能です。
エメリーボードと比べると、ファイルが硬く厚みがあるのが特徴です。
通常、自爪には負担がかかり二枚爪の原因になるので使用しませんがイクステンションをする際の下準備で爪表面の接着をよくする為に使用します。
薄爪の方もいますので慎重にファイルします。 - エメリーボード
- 自爪専用のやすりで長さや形を整えるのに使用します。
- ⇒新しいおろしたてのファイルを使用する前にした方が良いこと
- スポンジバッファー
- 自爪や人工爪の表面を整えるのに使用します。爪の裏に残ったバリ(削りかす)も取り除けます。
- シャイナ―
- 自爪や人工爪の表面磨きに使用します。
- キューティクルニッパー
- 甘皮やささくれをカットします。
- ダストブラシ
- ファイルで出たダストを払うブラシです。
- メタルプッシャーorセラミックプッシャー
- メタルプッシャー・・・メタル製のもので甘皮を押し上げます。
セラミックプッシャー・・・ルースキューティクルの処理をしながら表面も削ることが出来ます。 - アクリルネイルブラシ
- アクリル専用のブラシです。
- シザー
- ネイル用のハサミでシルク、グラスファイバー、フォームなどをカットするのに使用します。
- Cカーブステック(ピンチ棒)
- 美しいCカーブを作るための丸い筒の棒です。
- アクリルリキッド
- モノマーとも呼ばれ、スカルプチュアなどを作るためのアクリル樹脂の液体で、アクリルパウダーと混ぜ合わせてミクスチュアをつくります。
- アクリルパウダー
- ポリマーとも呼ばれ、スカルプチュア等を作るアクリル樹脂の粉で、アクリルリキッドと混ぜ合わせたものをミクスチュアといいます。
- フォーム
- スカルプの際に爪を形成する土台となるシールです。
- プレプライマ―
- 爪表面の水分や油分を取り除き、持ちを良くしてくれるものです。
- プライマ―
- アクリルと自爪の接着を高めてくれるものです。
- ダッペンディッシュ
- 陶器またはガラス製のもので、リキッドを入れる容器です。
- 防水シート
- 液体がこぼれたときにテーブルが溶けるのを防いでくれる防水シートです。キッチンペーパーでも可能です。
使用するアイテムが沢山あるので悩みますよね。
そんな時にはスカルプチュアキットというものが販売されてますので
まずはそちらを試されてみるのもいいと思いますο(*´˘`*)ο♪
スカルプチュア手順方法
1.爪の下準備をします。
★画像
手指の消毒の後にプレパレーション(下準備)を行います。
アクリルが自爪にフィットしやすいようにファイル(やすり)で表面に軽くキズをつけます。
ファイルダスト(削りかす)がでます。
ネイルウォールにもダストが入りやすいのでダストブラシでしっかり取り除きます。
2.爪表面を拭き取ります。
★画像
ネイル専用の消毒液で爪の表面の残りダストや油分を取り除きます。
このときコットンでは爪表面の繊維がついてしまうので、ワイプ・シートまたはキッチンペーパーで拭き取りましょう。
3.プレプライマ―を塗ります。
★画像
プレプライマ―を塗って爪表面の油分除去をします。
4.フォームを装着します。
★画像
自爪の幅に合わせて真っ直ぐになるように装着します。
このときフォームがイエローラインに合わないときは、左右対称にシザーでカットします。
5.プライマ―を塗ります。
★画像
プライマ―(酸性の強い薬品で火傷の恐れあり)を皮膚に付かないように塗ります。
プライマ―はスカルプチュアの定着を良くするために使用します。
※皮膚の弱い方には酸の入っていないプライマ―がおススメです。
プライマ―は塗らなくても人工爪が3週間ほどリフトしない人は塗布する必要はありません。
持ちが悪くリフトしやすい方に塗布します。
6.1ボール目のミクスチャーを作ります。
★画像
フォームが装着出来たら、1ボール目のミクスチュアを取りフォームの中央部分にのフリーエッジを形成していきます。
フォームに対して平行に筆圧をかけないように筆の腹を使い片側にミクスチュアをストレスポイントまで伸ばして形を整えます。
もう片側も同様に厚みが均一になるようにつくります。
サイドストレートは筆の側面を使い綺麗な長方形を形成します。
7.2ボール目をのせます。
★画像
2ボール目も筆圧をかけず素早くフリーエッジとネイルベッドになじませましょう。
ミクスチュアがサイドまで自然に覆われているか確認をします。
8.3ボール目をのせます。
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3ボール目をキューティクルにのらないように注意し2ボールに素早くなじませます。
浮きの原因になりますので、厚くなりすぎずにしましょう。
へこみがある部分にはミクスチュアを少し足します。
表面の均一な厚み・薄くなりすぎていないか・ハイポイントの位置や高さの確認をします。
9.フリーエッジを整えます。
★画像
表面が硬化してきたら、フォームを外しCカーブスティックを使います。
サイドラインに対して平行にあて、フリーエッジの丸みを整えましょう。
※爪に対し小さめのサイズのスティックを選んでしまうと先端が先細りになるので、必ず爪の幅に沿ったスティックのサイズを選びます。
10.ピンチを入れます。
★画像
正面から見て筒状に真っ直ぐになるように、親指で両サイドをグッと挟むようにしてストレスポイント付近にピンチを入れます。
全体的に正方形にキューティクル~先端にかけて同じ幅になるようにしましょう。
11.ファイルで形を整えます。
★画像
粗めのファイルで爪先の長さとアウトラインを整えます。
正面から見て側面が真っ直ぐになるようにファイルをします。
このときにサイドの皮膚がファイルにあたらないようにしっかりスキンダウン(皮膚を押し下げる)します。
※自分の指でしっかりとフィンガーブロックします。
12.サイドストレートを整えます。
★画像
横から見たときに、ストレスポイントに気を付けながら、サイドラインに沿って真っ直ぐになるようにします。
このときも両サイドの皮膚に傷がつかないように注意しましょう。
13.表面を整えます。
★画像
表面の厚みが均一になるように左右対称になっているか確認をしながら整えていきます。
整ってきたらスポンジバファーで滑らかにしてシャイナ―を使って表面をピカピカに仕上げます。
14.全体の確認をして終了です。
★画像
☆上から見たときに真っ直ぐで、キューティクル・ストレスポイント・先端まで同じ幅であるかの確認をします。
☆横から見たときのサイドストレートとハイポイントの確認をします。
☆爪の先端のCカーブの厚みは均一で左右対称になっているかの確認をします。
※☆3つは全てのイクステンションを綺麗に見せ、長持ちさせるために大切なポイントとなります。
一つ一つを丁寧に形成していくことで美しいアートを長く維持することが出来るのでしっかりとした手順で行いましょう。