チップ&オーバーレイとはジェルやスカルプで覆うのが特徴です。
スカルプチュアネイルやジェルネイルに比べ強度は落ちますが、自爪を噛む癖のある方や深爪だけど長い爪になりたい、そんな人におすすめです。
あまりにも爪の状態が良くない場合はチップが浮いて剥がれやすくなりますので、皮膚科や深爪矯正をしているサロンに通うと半年ほどで無理なく伸ばす事ができます。
チップ&オーバーレイ使用するアイテム
★使用するアイテム画像
- ファイル(150~180G)
- 人工爪の長さや形を整え、オフ前の表面の削りにも使用します。
ウォッシャブルファイルは洗浄することが可能です。
エメリーボードと比べファイルが硬く厚みがあるのが特徴です。
通常、自爪には負担がかかり二枚爪の原因になるので使用しませんが、イクステンションをする際の下準備で爪表面の接着をよくする為に使用する場合があります。
このとき薄爪の方もいますので慎重にファイルしましょう。 - エメリーボード
- 自爪専用のファイルで、自爪の長さや形を整えるときに使用します。
- ⇒新しいおろしたてのファイルを使用する前にした方が良いこと
- スポンジバッファー
- 自爪や人工爪の表面を整えるのに使用します。
- シャイナ―
- 自爪や人工爪の表面磨きに使用します。
- キューティクルニッパー
- ルースキューティクルやささくれをカットします。
- ダストブラシ
- ファイルで出たダストを払うブラシです。
- メタルプッシャーorセラミックプッシャー
- メタルプッシャーは甘皮を押し上げるためのものです。
セラミックプッシャーはルースキューティクルの処理をしながら表面も削ることが出来ます。 - アクリルネイルブラシ
- アクリル用のブラシです。
- アクリルリキッド
- モノマーとも呼ばれ、スカルプチュアなどを作るためのアクリル樹脂の液体。
アクリルパウダーと混ぜ合わせてミクスチュウアをつくります。 - アクリルパウダー
- ポリマーとも呼ばれ、スカルプチュア等を作るアクリル樹脂の粉。
アクリルリキッドと混ぜ合わせたものをミクスチュアといいます。 - プレプライマ―
- 爪表面の水分や油分を取り除き持ちを良くします。
- プライマ―
- アクリルと自爪の接着を高めます。
- ダッペンディッシュ
- 陶器やガラス製の容器でリキッドを入れます。
- 防水シート
- キッチンペーパーでも可ですが液体がこぼれたときにテーブルが溶けますので防水シートがおススメです。サンディングの際に出たダストや汚れもキャッチしてくれます。
- ハーフチップ
- 自爪の長さを出すのに使用します。
- ネイルグル―
- ネイル用の接着剤で、リペアやイクステンションに使用します。
- チップカッター
- チップをカットするものです。
チップ&オーバーレイ手順方法
1.爪の下準備
★画像
手指の消毒をした後にプレパレーション(下準備)を行います。
プライマ―を自爪に塗布します。
2.チップを装着します。
★画像
※サイズ合わせ・チップの付け方参照。
爪のサイズに合ったチップを装着したあと、ファイルダストをしっかり取り除きます。
3.1ボール目を取ります。
★画像
ハイポイントからフリーエッジまで厚みを考えのせすぎないように注意します。
筆の腹を使い全体の厚みが均一になるようにします。ミクスチュアをゆるく取り過ぎるとチップの裏に流れてしまうので気をつけましょう。
※ミクスチュアの取り方参照。
4.2ボール目をとります。
★画像
ハイポイントをつくっていきます。
※1ポール目で全てをつくる人も入れば、2ボール目でつくる人もいます。
また自爪の幅や長さによっても変わりますので、その都度対応します。
5.3ボール目をとります。
★画像
キューティクル際に置きます。
ここでのミクスチュアはとても重要なので慎重に行います。
少し指を下に向けセルフレべリングを利用する感じで筆の先を使って手前に引いていきます。
キューティクル付近に厚みがかからず、全体のフォルムをスムーズにすることで、後の工程がらくになります。
アプリケーション(イクステンションをブラシで行う操作。)が綺麗で表面に凹凸がない状態がとてもいいです。
6・ピンチを入れます。
★画像
硬化のタイミングで両側のストレスポインを親指で挟むようにあて、正面から見て真っす直ぐになるように確認をしながらピンチをしていきます。
強く抑え過ぎてCカーブが入り過ぎないようサイドが凹まないよう慎重に行います。
7.表面を整えます。
★画像
粗めのファイル(100/180G)を使って爪の先端の長さ、アウトラインを整えていきます。
このときお客様の皮膚を傷つけないように自分の指でしっかりフィンガーブロックしながらファイルします。
爪の形を整えるときに皮膚にファイルが接触しないようにサイドウォールを指でしっかりスキンダウン(皮膚を押し下げる)して、正面から見て真っ直ぐになるようにファイルしていきます。
8.サイドラインを整えます。
★画像
横からみてサイドラインにファイルが真っ直ぐになるように意識しサイドストレートになるように整えます。
このときストレスポイント際を削り過ぎないようにします。
※サイドラインに沿って真っ直ぐです。
9・表面を整えます。
★画像
中目ファイル(240G)を使って、円を描くようにサイドから中央へ左右対称になるように、表面をなでるようにファイルしながら整えていきます。
アプリケーションがきれいに仕上がっているとファイルにかかる時間も短縮することができます。
10.爪先の厚みを整えます。
★画像
爪先の厚みが均一になるようにファイルしていきます。
11.さらに表面を整えます。
★画像
スポンジバッファ-を使って、表面の凹凸をなくしなめらかにしあげます。
12.表面を磨きます。
★画像
シャイナ―を使って表面を更になめらかにし、ピカピカに磨いていきます。
13.最終チェックします。
★画像
両サイドが真っ直ぐなストレートになっているか、ハイポイントの位置と先端のCカーブは均一な厚みになっているのかしっかりと確認して終了です。