ネイリスト検定2級の必須事項でもあるチップ&ラップは自然で理想の自爪を演出されたい方に最適です。
チップ&ラップにはシルクラップとグラスファイバーの2種類があります。
シルク・フィラーやグラスファイバー・レジンと使い方は様々です。
シルクラップは天然繊維で目の細かいのが特徴で透明感がありナチュラルな仕上がりです。
グラスファイバーは化学繊維でシルクラップに比べると白っぽさはありますが強度に優れています。
この2つは接着剤を使用して形成します。
チップ&ラップ使用するアイテム
★使用するアイテム画像
- ★シルクラップorグラスファイバー
- 割れた爪の補修に使用します。
- ★ネイルグル―
- ネイル用の接着剤で、リペアやイクステンションに使用します。
- ★レジン
- ネイル用接着剤で、リペアやチップ&ラップに使用します。
グル―よりさらっとしています。 - ★アクティベーター
- ブラシタイプとスプレータイプがあり、グル―・レジンを素早く硬化させます。
- ※★の組み合わせは自由です。
- フィラー
- グル―の硬化補助剤で、割れた爪の補強や強度をだす粉状のものです。
- ファイル(150~180G)
- 人工爪の長さや形を整え、オフ前の表面の削りにも使用します。
ウォッシャブルファイルは洗浄することが可能です。
エメリーボードと比べファイルが硬く厚みがあるのが特徴です。
通常、自爪には負担がかかり二枚爪の原因になるので使用しませんが、イクステンションをする際の下準備で爪表面の接着をよくする為に使用する場合があります。
このとき薄爪の方もいますので慎重にファイルしましょう。 - エメリーボード
- 自爪専用のファイルで、自爪の長さや形を整えるときに使用します。
- ⇒新しいおろしたてのファイルを使用する前にした方が良いこと
- スポンジバッファー
- 自爪や人工爪の表面を整えるのに使用します。
- シャイナ―
- 自爪や人工爪の表面磨きに使用します。
- キューティクルニッパー
- ルースキューティクルやささくれをカットします。
- ダストブラシ
- ファイルで出たダストを払うブラシです。
- メタルプッシャーorセラミックプッシャー
- メタルプッシャーは甘皮を押し上げるためのものです。
セラミックプッシャーはルースキューティクルの処理をしながら表面も削ることが出来ます。 - 防水シート
- 液体がこぼれたときにテーブルが溶けますので防水シートがおススメです。キッチンペーパーでも可能です。
- ハーフチップ
- 自爪の長さを出すのに使用します。
- チップカッター
- チップをカットするものです。
- ビニール
- ビニールを小さくカットしたものです。ラップを定着させるのに使用します。
- ピンセット
- ラップ材をつまむものです。
- シザー
- ネイル用のハサミです。
チップ&ラップ手順方法
1.爪の下準備をします。
★画像
手指消毒の後に、リフトを防ぐためのプレパレーション(下準備)を行います。
2.チップを装着します。
★画像
両サイドに合ったチップを選び装着します。
※詳しくはサイズ合わせ・チップ(ハーフチップ)の付け方参照。
3.チップを整えます。
★画像
チップが飛ばないように気をつけチップカッターでチップをカットします。その後、先端部分とサイドが真っ直ぐにストレートになるように整えます。180Gのファイルで表面の段差と余分な厚みをファイルします。
4.ラップを貼ります。
★画像
ダストをきれいに取り除いたら、あらかじめ爪の幅にカットしたラップをストレスポイントから貼っていきます。
※爪の先端部分よりラップを長めにカットしておきます。
5.ビニールを使用します。
★画像
小さくカットした薄めのビニールを使って、中に気泡が出来ないように空気をしっかりなくすようにラップを密着させます。
※このとき手で表面のラップに触れないように注意します。
6.グル―を塗布します。
★画像
ラップの繊維にしっかり染み込ませるようにグル―を塗布します。
※レジンよりもグル―の方がサラッとしていて染み込みやすい為はじめに使用します。
7.先端のラップをカットします。
★画像
グル―が硬化したら、中目のファイルをしようして表面のラップを傷つけないように先端の余分なラップを取り除きます。
8.レジンで厚みを出し硬化させます。
★画像
厚みだしのためレジンを塗布していきます。
全体の形が滑らかになるように塗布し後、アクティベーターを使用して表面を硬化させます。
数回繰り返します。
※表面に凹凸や熱を防ぐため少し離してプッシュします。
9.表面を整えます。
★画像
爪の先端、両サイド、表面をバッファーを使用して整えていきます。
※表面の状態具合を見て少し凹凸があるようならファイルをかけます。
10.仕上げます。
★画像
シャイナ―を使用して表面に光沢を出します。
※上から見て真っ直ぐなサイドストレートになっているか、横から見てサイドストレート、ハイポイント、爪の先端の厚みが均一になっているかの確認をします。